待つの助の詩

統合失調症当事者の家族(母親)です。日々感じた事を感じたまま詩にしました。

『13歳と精神科病棟と』


病棟のドアの前のインターホンを押す


小窓から息子がこちらを見てる


ガチャガチャッ


看護師さんがカギを開ける音


毎日面会に行ってたので…


何度インターホンを押しただろう


何度 ガチャガチャッの音を聞いただろう


昭和感あふれるレトロな病棟


児童精神科病棟ではないので…


うちの息子が、おそらく最年少


いろいろな人がいた


悲しそうな人 黙っている人


楽しそうな人 何かを訴えている人


色々な人がいた


病名も、なぜここにいるのかの経緯も、


知る由も必要もないけど…


ただ、皆さんとっても頑張って、頑張って、


頑張りすぎちゃったのかな…と


息子と重ねて…思ったりもした


そして、同室のおじさん、優しかったぁ


「夜、調子悪かったみたいよ。」


時々 息子の様子を教えてくれた


毎日通うと…不思議…優しい人が多いと感じた


何も言わないけど…


やさしい人達



発症から…丸8年が過ぎようとしている


みなさん お元気ですか?


こちらは、なんとかやってます