待つの助の詩

統合失調症当事者の家族(母親)です。日々感じた事を感じたまま詩にしました。

『時間くすり』


先日  信頼できる知人に


息子の病気のことを話す機会がありました


その人(女性)は  私より20近く上の方



なんか久々に  誰かに話しましたね…




まず、       病名から…




発症前のことから…


やっと入院させることができたこと …


急性期の時のこと…


入院中のこと…


退院後のこと…


学校になかなか通えなかったこと…


息子が死にそうになった出来事のこと…


そのあとのこと…


コロナ禍のこと…


今のこと…




知人は黙って聞いてくれました




話終わって…なんか不思議な感覚が


しました…



昔だったら…辛いとか悲壮感みたいなものが


自分の中に沸き上がってきてたのに




1つのファミリーヒストリーを


聞かせたような感じ…


ちょうど来月で    丸10年経つので…


本当に   人生の振り返りをした感じ…


不思議ですね…心おだやか…


なんか  なんというか…スッキリした感じ…




今の状況のほうが、昔より大変なのに!





まさか     これが     「 時間薬 」


そうなのかもしれない…





この10年やってきたことは


全く  報われていませんが…



この10年やってきたことに


無駄なことは  一つも無いと   断言できるね



本人も      もちろん家族も!