待つの助の詩

統合失調症当事者の家族(母親)です。日々感じた事を感じたまま詩にしました。

『木こり』


意欲低下、易疲労性という


症状のある息子は…


毎日 髭を剃ることが 難しい


どこにも出掛けないので


支障はないのだが…



ねぇ〜😅



何日剃ってない?


無精髭の域を超えてないか…?





ある日 久々に一人暮らしの娘が帰ってきた


弟を見て 一言



「木こりみたい」



むむっ!  それ いいね!  娘よ…


みんなで 笑顔になったよ




その日から 息子は「木こり」になった


急に愛嬌のある顔に見えてきて


たまに剃ると  少し淋しさも…




言葉って 不思議  本当に フシギ




それから…


息子が自分の部屋に戻っていき


戸を閉めることを…


「木こりが森へ帰った」  と表現する



娘よ…






ナイスだ!