待つの助の詩

統合失調症当事者の家族(母親)です。日々感じた事を感じたまま詩にしました。

『娘のこと』


息子には4つ上の姉がいます


当たり前だが、私にとっては 娘


息子が発症した時は 高校生


学校帰りに、病棟待ち合わせして


私と一緒に帰ることが何度かありました


娘も…どんな気持ちで、あの病棟前の


インターホンを押したのだろう


今まで 考えたことなかったな…


娘は何も言わないけれど…


色々ガマンさせたこともあったかも知れない


弟に対しては、発症前後も


あまり変わらない…


ほとんどいつも通り、それが救いでした


病気があるだけで、姉弟には


かわりないものね…


この8年間、県外の大学に進学したりで


一緒に住んだ期間は少なかったけど…


いつも帰ってくると、パッと家が


明るくなりました


なんだろう…例えて言えば…


太陽でも…向日葵でも…ちょっと違うな…


そうだ!  満月のような 娘です


暗い道を 月明かりで照らしてくれるような


やさしい 娘です


いつも ありがとう