待つの助の詩

統合失調症当事者の家族(母親)です。日々感じた事を感じたまま詩にしました。

『保留』


2、3年くらい前のことだろうか…


息子が…


すでに なかなかうまくいかない


日々なのだが…


何か問題にぶつかり、諦めかけていた時に


デイケアスタッフさんから


かけてもらった一言


「そのことは、今は 保留ということに


 したらどうですか?」





「保留」


「ほりゅう」かぁ


よくよく考えると


なんて 優しい表現なのだろう…


息子がこの病気にならなかったら


気付かず 一生を終えていたかもしれない



「保留」


この中には 諦めなくていいんじゃない?


ゆっくりやっていこうよ という意味が


隠れているんじゃないかな きっと…



人生の保留


ゆっくりやっていこうよ  みんなで