待つの助の詩

統合失調症当事者の家族(母親)です。日々感じた事を感じたまま詩にしました。

息子の言葉【過去編③】  続き…


前回の、「抗不安薬を飲むのが不安だ。」のピンチをどう乗り切ったかというと…


まず色々思い、考えました。


①こんなこと、統合失調症の専門書に載って   

 ないぞ…

②病院に電話して先生に聞く?いや、外来直通の電話が混んでて、なかなかつながらないだろう…いつもそうだ。(大きな総合病院の精神科に通院してたので😓)

 そもそもこの質問、先生も困っちゃうよね…😓

③その前に、そんな時間ないよね



焦りながら…もうどうしようもないよね…と

ひねり出した答えは、1錠を半分にして、

物理的?視覚的?に、「全部じゃないよ、ちょっとだけ飲もうよ」と、安心させたら…

飲んでくれました!(その時は、神様ありがとう〜、ぐらいの気持ち)


その量で効果があるのかというより、飲めた飲んだという安心感が勝り、落ち着いたと記憶してます。

まぁこれは夜の定期の抗精神薬はきちんと飲んでることが大前提で、セパゾンが頓服だったからできたことですが…😌


その後の受診時に先生に話し、半分にして飲ませて🆗をいただきました。

ここで本当なら1㎎を処方してもらったら?と思われるかもしれませんが、うちの息子の不安に対しては、[1つを半分だけ飲む]ということが大切なことだったのでした。


この時学んだ事…


 ・やっぱり専門書通りにはいかない!

  一人とて全く同じ症状の人はいない

  し、対処法が異なる。

 ・ちょっとした工夫で、ぐっと楽になる

  ことがある。当事者も家族も。

 ・この病気は、一筋縄ではいかない。

  

まだ、発症して3、4年の頃の気付きです。

この後も色々ありました。日々勉強になってます。